HistrioniC

強子(ツワコ)です。

おじいちゃん・おばあちゃん  Grandparents

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今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」

私の祖父母はずいぶん前に天国に行ってしまいましたが

二人とも本当にキャラクターがユニークで、今でも時々思い出します

 

私は母方の祖父母と一緒に住んでいました

祖父は若いころアマチュアのボクサーで、すぐ頭に血がのぼるタイプの人でした

祖母はおおらかでダンスが好きな人でした

私が小さいころ、祖父母はよく喧嘩をしていました

喧嘩が始まると祖父は物を投げるタイプで、本当に怖い存在でした

祖母に対して、「お前は本当にバカな奴だ!」と怒鳴っていました

小さいながら、どうしておばあちゃんはおじいちゃんの言うことを聞くんだろう、と

不思議に思っていました

おじいちゃんは、おばあちゃんのどんなところが好きなんだろう、と思ったこともあります

 

おしゃれが好きで、車が好きで、新しいものが好きな祖父でした

我が家にはテレビが一時期大小合わせて8個あった時があります

とにかく、一番に新しいものを持っていないと気がすまないタイプの人でした

 

 私はどちらかというとおじいちゃんっ子でした

学校帰り、犬の散歩をしている祖父に道でばったり会うと

必ず近所の日本蕎麦屋さんに連れて行かれました

祖父は必ずもり蕎麦を2枚頼み、私は力そばを頼みました

祖父は病気をして胃がなかったので、もり蕎麦を2枚頼んでも食べきれないのが常でした

おそらく、男のプライドだったのだと思います

 

私の母は、周りから良く「美人」と言われていました

本人も恐らく自覚をしていると思います

私が祖父と二人の時、その話になると

「おばあちゃんの方が、お前のママより全然美人だった」と言っていました

その話を聞くと、喧嘩をするし祖母のことを散々言うのも男のプライドなのかと

納得がいきました

 

祖父が亡くなった後、祖母はしばらくボケてしまったように

なんだか心がなくなってしまったようになりました

周りの家族は、そりゃ心配をしました

気晴らしに祖父が大好きだったアメリカに旅行に行くようすすめました

私の叔母がアメリカ人に嫁いで、カリフォルニアに住んでいて

しばらくそこに行けば気がまぎれるのではないかと苦肉の策です

数ヶ月、叔母のところに滞在して日本に戻ってきた祖母は別人のようでした

それから、アメリカが大好きになり機会を見つけては遊びに行くようになりました

 

祖父母がユニークな理由で一番は、二人が亡くなった日です

祖父は元日、祖母はお彼岸に亡くなりました

絶対に忘れない日を選んだとしか思えません

 

写真は祖母が植えたミニバラです

私の大好きな花の一つです

 

ここまでお読みくださりありがとうございます