HistrioniC

強子(ツワコ)です。

引き出物 Wedding favor

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私の友人で比較的早く結婚した人の結婚式の引き出物を思い出すと

お菓子や食器などが入った重く大きな紙袋を毎回持って帰っていました

沖縄の友人の結婚式の引き出物はノリタケの大皿2枚セットで

本当に重くて苦労して飛行機で帰ってきたこともあります

別の友人の引き出物はミキモトのデザートスプーンとフォークのセット

翌年別の友達の結婚式で全く同じものをいただいたこともあります

 

帝国ホテルの一番大きな会場で行われた披露宴に行った時は

たくさんの招待客がいて、驚いたのを覚えています

帰り際に一輪のお花をもらっただけで、俗に言う引き出物はありませんでした

新郎の意向で、いらないものをもらっても困る人が多いから

引き出物の分、披露宴での料理にまわしたと聞きました

確かに、自分の趣味に合わないものや、不要なものを頂戴しても困ることもあります

が、何もないのも寂しいものです

特に、年配の方は大きくて色々な種類の引き出物をもらうと喜ぶらしく

ゲストに合わせて引き出物の内容を変えている友人もいました

 

アメリカの結婚式は日本と少し違います

結婚式招待状には結婚式の場所・日時が書かれていますが

ギフトレジストリーした店の情報が書かれています

ギフトレジストリーは、新郎新婦の欲しいものや欲しい数を

好きな店に登録します

例えば、三越伊勢丹で欲しい物リストを登録するということです

招待客は、その店に行ってレジストリーを確認できる端末に行き

自分の予算内で買えるものを選んで購入します

例えば、銀のナイフとフォークのセットをそれぞれ5本ずつ欲しいとリストにあるけれど

一本が結構なお値段するとすれば、ナイフ二本とフォーク一本という買い方もできるのです

リストは、残りナイフ三本とフォーク四本となり、リストを見た別の方が残りを買うこともできます

リストの中のどれを購入するかはゲスト側が選ぶので、もし欲しい本数がギフトで揃わなかったら

新郎新婦は自分たちで残りを揃えて行くというシステムです

本当に合理的だな、と思いました

現在は、ネット等もっと便利になっていることと思います

私がアメリカで生活している時は、そのようなシステムでした

日本のように、披露宴に持って行くご祝儀は相場が決まっていますが

アメリカのギフトは、個人の都合で予算もありません

予算のない人はそれなりの金額のものを、親類はそれなりの額のものをプレゼントします

自分の予算に合うギフトがリストにあっても、すでに購入済みになるとがっかりして

他に合うものを探すということもありました

 

結婚式当日は、そのギフトを持って会場に行きます

それ以外、日本の様なご祝儀はありません

ギフトを用意できなかった人は、当日受付に箱があってお金を入れますが

友人関係なら50ドルも入れれば十分だった記憶があります

もちろん、引き出物はありません

その代わり、本当に小さな記念品てきなものがテーブルにあります

それがWedding favorと呼ばれています

 

話は日本の引き出物に戻りますが

いつしか、引き出物にカタログが出現しました

最初もらった時は、ちょっと楽しみだったのですが

届いたものが想像外だったりして、がっかりしたことも覚えています

 

最近、私自身結婚式に行く機会がなかったのですが

先日相方が出席した披露宴の引き出物のカタログが「ディーン&デルカ」で

ちょっと気持ちがアガりました

何にしようかな〜と、毎日カタログを見て楽しんでいます

 

本来は、結婚する方を祝福することが目的で

頂戴する引き出物について何か物申すこと自体がよろしくないことだと思います

ありがたく、幸せのおすそ分けと感謝しながら決めたいと思います

 

ここまでお読みくださりありがとうございます